ターボ冷凍機の種類
ターボ冷凍機には用途に応じていくつかの種類があります。冷媒の冷凍サイクルを利用し冷水を精製することで病院、半導体工場や大型施設などの空調設備に利用される熱源機となります。
スクリュー冷凍機、吸収式冷凍機など冷房専用ターボ冷凍機、特殊用途用ブラインターボ冷凍機、熱回収型(ダブルバンドル)ターボ冷凍機、水を採用した地球環境に優しい水冷媒ターボ冷凍機などがあります。冷凍能力は80トン~12000トンと範囲が広く、オフィスビル、地域冷暖房、病院、半導体工場、石油化学工業等に適用されている。インバータ制御ターボ冷凍機は、インバータ制御により外気温が低い秋・冬・春に大幅な省エネ運転が可能です。
ターボ冷凍機の機能
電力を駆動源としたターボ冷凍機はそのCOPが高く,CO2 排出量の少ないシステムである。吸収式冷凍機では、水を冷媒に使用しており、水は、大気中では100℃で沸騰しますが、圧力が下がって真空に近い状態になると、約5℃で沸騰致します。真空中にある冷房用に使う冷水が通った配管へ冷媒をたらすと、配管の熱を奪って蒸発するので配管の中の冷水が冷却されます。
電動ターボ冷凍機では、フロンを冷媒に使用し冷媒を圧縮すると熱が発生し、膨張すると熱を奪う性質を利用しています。
ターボ冷凍機のメンテナンスについて
ターボ冷凍機は回転機械ですので軸受け、増速機の開放点検整備や電動機の電気特性の測定確認が重要となってきます。ターボ冷凍機のメンテナンスを怠れば、機器の効率が低下し能力が発揮できなくなるだけでなく、故障発生や機器の寿命を縮めてしまうことにつながります。ターボ冷凍機の性能の維持の為、15年以上を超えた長期運転を目標とした場合、各種の点検メンテナンスが必要です。
全国を拠点としたアフターサービス体制を整えているメーカーに任せるのが安心だと思います。定期的な保守・点検はもとより、消耗部品の交換やオーバーホール、そして緊急時には、各機器に精通したメンテナンス部が対応しトラブル・故障に迅速に対応しているメーカーをお勧めします。
ターボ冷凍機のメーカー
三菱重工冷熱、トレイン・ジャパン株式会社、荏原冷熱システム株式会社