家庭用冷蔵庫・冷凍庫で限界がきたら業務用に切り替えよう
飲食業などを営んでいるケースなどでは、小規模からスタートした場合、家庭用の冷蔵庫や冷凍庫でひとまずは営業を開始するというケースも、決して少なくはありません。
事実、そのようなスタートアップをされているオーナーも多いことでしょう。しかし業務が拡大し、需要が増えてくると、どうしても家庭用の冷蔵庫や冷凍庫では性能的に限界があるというケースもあります。特に、お客様が増える時期などは、家庭用の冷蔵庫や冷凍庫ではキャパシティの問題や性能の問題しかりで、お客様に満足のいく商品の提供が難しいということも出てくるでしょう。
このような場合には、思い切って業務用の冷蔵庫・冷凍庫への切り替えを検討するようにしたいところです。ただ、どんな種類があるのか皆目検討もつかず、業務用の厨房機器メーカーとのお付き合いもないというケースも多いのではないでしょうか?こういった場合に備えて、以下に業務用冷蔵庫や冷凍庫の種類とメーカーについて、ご説明します。
業務用冷蔵庫・冷凍庫の種類は基本的に縦型冷凍冷蔵庫
少し前までは、専門の冷凍庫が一つ、専門の冷蔵庫が一つということで、2つの筐体を用意しなければならないケースもありましたが、最近の業務用のものはほとんど冷凍庫と冷蔵庫が一体となっているものが多いです。
ただし、一体化している業務用冷凍冷蔵庫でも、その種類はいくつかのパターンに分かれます。まず、部屋がそれぞれ一つずつのパターンです。これは家庭用の冷蔵庫と冷凍庫が一体型になったものの、パワーと規模が少し大きくなったバージョン、とイメージすれば大丈夫です。
その他、冷凍室が一つ、そして冷蔵室が三つのタイプで、少し横に幅広いタイプの業務用冷凍冷蔵庫も存在します。これは冷蔵する食品のストック数に対して、冷凍する食品のストック数が少ない場合に利用するものとなります。
その他には、冷蔵が二つと冷凍が二つ、合計4つの部屋があるタイプの業務用冷凍冷蔵庫も存在します。その他、チルドが必要なものについては、冷凍室冷蔵室に加えて、チルド室が専門に用意されているタイプのものもあります。
もちろん、冷凍するタイプの商品が多い場合には冷凍室が多く、冷蔵室はごくわずか用意されている、というタイプの業務用筐体も存在するなど、パターンに応じて様々なバリエーションが用意されているのが、業務用の冷凍・冷蔵庫です。
業務用冷蔵庫・業務用冷凍庫のメーカーは?
業務用の筐体については、扱っているメーカーが一般的な家電メーカーではなく、業務用の筐体を専門に扱うメーカーが多くなっています。ここでは、いくつかのメーカーをご紹介していきます。
まずは、ホシザキ電機です。ペンギンのマークといえば、皆様ご存知ではないでしょうか?給水器から製氷機、その他冷蔵庫に至るまで、「厨房機器といえばホシザキ電機」というほど有名なメーカーです。ホシザキ電機の製品を利用しておけば間違いないとする飲食業のオーナーもいるなど、現場のプロに愛されるメーカーでもあります。
一方、有名なメーカーとしてもう一つ、パナソニックをご紹介いたします。
古くはサンヨーと呼ばれていましたが、吸収合併により現在はパナソニックというブランド名となっています。パナソニックは、家庭用の電化製品を扱うメーカーというイメージが強いのですが、業務用の冷蔵庫や冷凍庫に関してもサンヨーのノウハウを受け継いで、製品の販売を行っています。パナソニックは主に、代理店を通した購入がメインとなります。
また、福島工業も昔から根強いファンが多く、ここで冷蔵庫や冷凍庫を購入されるオーナーも多くいます。
冷ケースなどもこの会社で製造していますので、店舗の品出しに関わる業務をしている方は、多くご存知かもしれません。全国各地に営業所がありますので、営業マンが直接店舗まで挨拶に来ているケースもあります。
コネクションがない場合には、代理店経由でも可能です。
冷凍庫は家庭用のものとは異なり、いくつかのタイプがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。基本的に現在の主流は冷凍庫と冷蔵庫が一体化しているものとなります。またメーカーについても有名なメーカーをいくつかご紹介してきました。
これらのメーカーでの購入を検討されるとより良い店舗運営ができるのではないでしょうか。