『HACCP(ハサップ)』の導入にコンサルタントは必要か
2020年に制度化されることが決定したことで、HACCP(ハサップ)の導入に関して準備している食品事業者様多くなってきていると思います。
HACCP導入には、一体、自社にはどのような課題があるのか?や導入するにはどのようなプロセスがあるのか等、様々な疑問点が表面化し、自社の従業員だけで進めることに限界や不安を抱えいる事業様が多いと思います。
このような場合に、近年活用されいているのがハサップHACCPコンサルタントと呼ばれる専門家です。
HACCP(ハサップ)で今後対応するべき事
ハサップがHACCPが2020年から制度化された事により、多くの企業がHACCPの導入に準備し始める事になります。法律によってHACCPが求められるようになった状況下で、顧客となる企業様は、あえてHACCPの導入が遅れている企業を選ぶでしょうか。逆にいち早くHACCP導入を行うことで、同業他社との差別化を図ることができ、アプローチポイントの1つになります。
またHACCP導入のメリットとして下記が挙げられます。
・社員の安全性への意識向上
・安全性・事故対応力の向上
・会社全体の活性化につながることも期待
HACCPコンサルタントの主な仕事
ハサップHACCPコンサルタントの主な仕事は、クライアントの食品事業者にハサップHACCPの導入を支援し、ハサップHACCPを構築し、それに伴う認証・認定の取得支援や従業員教育等も行います。
例えば一般飲食店などの小規模食品等事業者が衛生管理計画を作成する際に指導や支援を行います。
食品製造工場の設計アドバイスから従業員教育まで幅広く行なっています。また、導入計画の立案から運用開始までを支援し、確実な導入を目指します。
更に、FSSC22000やISO22000などの国際規格の認証を取得する際には、知識豊富なコンサルタントに依頼すれば、認証取得に向けてしっかりとサポート可能です
HACCP認証にはどの程度の費用と期間がかかる
ハサップHAPPCの承認を新規で取得する場合、審査費用が必要になります。人員の教育+審査費用などで通常50~100万円程度と言われております。取得後も2~3年毎に再審査が必要で都度20万円程度の費用がかかると考えて下さい。これらの費用は、自社の従業員で導入する場合と『HACCPコンサルタントに任せる場合では大きく異なるので、導入には検討が必要です。
HACCP(ハサップ)導入は、必ずしも設備投資が必要ではありません。HACCP(ハサップ)で最も必要なのは、工場長、責任者を始めとする食品製造や調理に関わる人材が必要です。
人員の教育・人件費という点では、費用はかかるかもしれません。しかし導入後は安全管理に対する意識が高まり、安全な食品の生産性の向上や、企業イメージの向上につながるので、導入には大きなメリットがあるといえます。