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産業用冷凍機・冷却器の各メーカーの違い・特色は?メリット・デメリットも紹介

産業用冷凍機

そもそも産業用冷凍機とは?

産業用冷凍機とはどのようなものなのでしょうか?上長から産業用冷凍機についてリサーチしておくようにと指示されたのは良いものの、産業用冷凍機のことがいまいちピンと来ていないという方もいるかもしれません。

冷凍機は日本国内では一般的に、「冷たくないものを冷たく冷やし、時には冷凍するための機械」として認識されており、これが物理的な冷凍庫などの状態であれば中に入れたものを冷やして凍らせ、空調として役割を果たす時には、空気そのものの温度を下げる役目を担います。

空調としての役割を果たす際には、空気そのものから熱エネルギーを奪う、といったイメージの方が良いでしょうか。

いずれにしても、産業用冷凍機は、一般的な家庭用冷凍庫の規模が極めて大きくなったもの、と考えておいてよいでしょう。冷却するためのプロセスには様々な種類がありますが、一般的な仕組みとしては「気化熱」を利用していますので、家庭用冷凍庫などと仕組み自体に大差はありません。

それでは、この産業用冷凍機を扱うのはどのようなメーカーなのでしょうか?以下に、日本国内で有名な産業用冷凍機及び冷却器メーカーについて、お伝えします。

日本熱源システム株式会社

ヒートポンプから冷凍機まで、オーダーメイドでの製造発注に対応しているメーカー、それが日本熱源システムです。日本熱源システムは、工場や建築物、構造物の全体的な冷暖房設備や冷却設備についてシステム単位での提案や導入支援を得意としており、「熱源計画書」というドキュメントを元に、様々な提案を行っています。

工場などの建造物の全体的な冷暖房や冷熱システムに関して相談することにより、ワンストップで産業用冷凍機などを導入することが可能でしょう。ただし、産業用冷凍機単体でのオーダーというよりは、全体的なユニットの設置工事や大きな工事をメインとしていますので、小規模な需要については要検討した方が良いかもしれません。

株式会社前川製作所

日本国内のみならず世界中で、冷却プラント及び冷却エンジニアリングをワンストップで提供してきた実績のある企業が、前川製作所です。この前川製作所では、特に業界の中でも早い段階から地球温暖化やオゾン層の保護といった部分に着目・注力しており、自然環境に優しく配慮された製品づくりを通して、地球環境の保護に努めている企業です。

メリットとしては、経営者の方のマインドとして地球環境の保護に着目している場合、同社との考え方の一致を見る可能性が高いと言ってよいでしょう。

CSR活動の一環として地球環境の保護に着目しているという場合は、同社のシステムを利用することにより、CSR活動を行っているというアピールもできます。

またデメリットとしては、システムごとの導入支援という形の側面が大きいことから、場合によっては見積もりが大規模になる可能性もあります。

東和産業株式会社

東和産業は、様々なユニットの販売を行っています。東和産業では、冷凍機はもちろんのことユニットクーラーと呼ばれる冷却器、そしてクーリングユニットと呼ばれる冷凍冷蔵ユニットあるいはチリングユニット、そして自然冷媒冷凍機など様々な電気機器を取り扱っています。

同社のメリットとしては、様々な取り扱いメーカーの幅があるため現行設備との親和性を高めやすく、既存の設備拡張および既存設備の更新の際にも、現行メーカーの機種をアサインしてもらえる可能性が高いという部分があります。

特に現行設備については、全く新しいメーカーの機種が入ってくると、その取り扱いに従業員が難儀してしまったり、あるいは業務マニュアルを一から作り直さなければならないなどのコストがかかるケースもあります。しかし同社に依頼をすることにより、三菱電機や三菱重工冷熱、あるいはダイキン工業やパナソニックなど様々なメーカーの機器設置が可能なことから、人的な部分での業務コストの削減が可能なケースもあります。

まとめ

産業用冷凍機・冷却器は、日本国内でも数多くのメーカーが取り扱いをしており、設備の導入や更新、あるいは機器の交換の際には各メーカーに問い合わせをすることができます。また、いくつかのメーカーでは大規模な見積依頼をすることができたり、部品単位及びパーツ単位・設備単位での見積もりが可能なケースもあるなど、その用途や状況によって問い合わせをすべきメーカーは変わります。適切なメーカーと協力関係を構築することにより、スムーズに企業の課題を解決することができるでしょう。

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