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意外と削れる!大型冷凍倉庫・製氷工場の有効な節電対策8つ

大型冷凍倉庫

◎デフロストの回数を最低限にする

倉庫や工場では、霜がつかないようにデフロストを定期的に行っている場合も多いでしょう。ただ、デフロストをタイマーにより動かしているケースでは、着霜がなくてもデフロスト運転に切り替えられてしまいます。そのため、無駄なエネルギーがかかってしまうことがあるのです。節電を考えるなら、霜の付き具合を確認しながら最小限のデフロスト運転にするのがおすすめだと言えます。

◎外壁や屋根に直射日光が当たらないようにする

倉庫や工場の外壁や屋根に直射日光が当たりすぎると、天井裏に熱がこもり、その分エネルギーを消費してしまうことがあります。そのため、時々天井裏の換気扇を作動させ、熱を排出するようにしましょう。場合によっては、散水装置を天井に取り付け、水をまくことで室内の温度を下げる方法もあります。

◎夜間電力をできる限り使用する

夜間電力はコストが安いので、夜間にできる限り庫内を冷やし蓄熱することも、節電には効果的です。そうすることで、日中冷凍機に熱を貯めることができます。つまり、一番熱を使う必要がある日中のピークカットができるのです。

◎空調機のフィルターの掃除を定期的に行う

節電というと、大がかりな作業をイメージしがちですよね。しかし、工場スタッフやオーナー自身で簡単に行うことができるものが案外あります。そのひとつが、空調機のフィルターの掃除です。実は空調機のフィルターは、無駄なエネルギーを消費しやすい部分だといわれており、ほとんど手を加えない状態でいると、知らず知らずのうちに出費がかさんでしまうのです。

そのため、できる限りフィルターの掃除をこまめに行いましょう。フィルターをキレイな状態に保つことで、目詰まりなどもしにくくなり、効率的にエネルギーを使うことが可能になります。無駄なエネルギーの出費が少なくなることで、コストカットに大いに役立ってくれるでしょう。

◎搬入口やバックヤードの扉をこまめに開け閉めしない

あまり意識しない部分かもしれませんが、搬入口やバックヤードの扉の使い方によっても節電対策を行うことが可能です。特に大規模な工場の場合は、搬入口やバックヤードの扉が数多く存在することもあります。この部分は必ず使用する部分でもあるため、開け閉めの回数も多いことでしょう。

ただ、搬入口やバックヤードの扉の開け閉め回数が多かったり、長時間開けっ放しにしておくと、中の冷気が外にどんどん流れ出てしまいます。冷気が流出すると庫内の温度が必然的に下がってしまうため、中の冷却をより強くする必要があります。そうすると、エネルギーを追加で使ってしまうということになり、それだけ無駄なエネルギーを消費することにつながるのです。

機器自体の不具合というわけではありませんが、このようなヒューマンエラーが節電を妨げているケースもあり得ます。このような問題は会社全体が意識し、ドアの開け閉めの回数や開けっ放しを防ぐという考えをスタッフ全員に啓蒙する活動が必要となります。

◎倉庫・工場内の不要な照明は間引きする

倉庫や工場は、基本的にはスタッフが中で仕事をしますので、ある程度の照明器具が必要です。精密な作業も多いですから、手元が明かりによってしっかり見えることも大変重要なポイントだと言えるでしょう。

しかし、必要な照明なら良いのですが、中には不必要な照明もあることでしょう。意外と、それらが節電をはばんでいる場合も否めません。そのため、必要のない照明は間引きしたり、広告照明も1日中つけっぱなしにしないというような対策を行うことが効果的です。

◎電力削減システムを導入する

冷凍倉庫や工場などは、室内を設定温度に保ちながらも節電するという対策が不可欠だと言えます。工場スタッフなどの努力だけでは限度がありますので、電力軽減システムを導入するのもひとつの方法です。

電力軽減システムには種類が多くありますが、ピーク負荷時に設定値に最も近い冷凍機を強制停止させたり、すべての冷凍機器が同時運転になることを防ぎながら、室内の設定温度を保つという機能を持つものなどが作られています。

◎倉庫や工場で使用している冷凍・冷蔵庫のメンテナンスや機能の変更を行う

庫内や工場内では、豊富な冷凍・冷蔵庫を稼働させているかと思います。これらの機器は、基本的に年中休むことはないですから、電気代の大半を占めるといっても過言ではないでしょう。

冷凍や冷蔵庫の節電は難しいと思いがちですが、工場スタッフなどによってできることもあります。例えば、液バックしていないか定期的にコンプレッサーをチェックすることで、無駄なエネルギーを費やしていないかの早期発見が見いだせます。

また、古いタイプの冷凍・冷蔵庫は電気代が大幅にかかってしまうので、省エネ機能の付いているものに変更すると、結果的にはランニングコストの削減にもつながります。

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