AHPチラー

氷蓄熱 AHP Chiller 氷蓄熱式開放型製氷プレートで冷水生成をスマートに実現! 氷蓄熱 AHP Chiller 氷蓄熱式開放型製氷プレートで冷水生成をスマートに実現!

高効率で、省エネなどのエコにも対応した先進のアイスバンクソリューション

AHP(氷蓄熱アイスバンクソリューション)は、独自のステンレス製氷プレートと、高効率な脱氷システムを組み合わせた氷蓄熱式製氷システム。
本体はシンプルな構成で効率よく氷を生成。また従来のアイスオンコイル方式に比べ製氷効率に優れ、高い経済性も発揮。
さらに優れたメンテナンス性で大きな安心のもとで冷水供給をスマートに実現します。

AHPチラー3つのメリット

製氷プロセスで高いIMC(解氷性能)を実現

AHP氷蓄熱製氷システムは薄く細かい氷を生成でき、氷の表面積は大きいため速やかに解け、コンスタントに0℃に近い冷水の安定供給を実現します。

効率的な熱交換で日中でも変動する負荷に対して、追随運転可能

メンテナンスが容易。遠隔監視でトラブル予防

AHPチラーの特徴

① 製氷効率に優れたアイスプレート方式

② 1日の負荷に対して最適制御で省エネ率を向上

③ 優れたメンテナンス性の実現

AHPチラーシステム構成

AHP方式と一般方式(アイスオンコイル)との比較

AHP製氷プレート方式 従来方式(アイスオンコイル方式)
熱交換器 SUSプレート式 銅配管コイル式
対応冷水温度 0.5〜5℃ 3〜5℃
機器システム構成 製氷プレートを垂直に並列配置した構造で、プレート内部に冷媒を流し、水をプレート両面に自然流化により板状に製氷。表面に氷厚5〜6mmの薄い氷を生成。
氷厚を薄くすることで、熱伝導率を高め効率の良い冷水生成を実現。
満水を検知し、冷凍機を発停させる。
蓄熱タンク内に銅配管を設置し、冷凍機と接続運転32A銅管表面にドーナツ状に製氷(8kg/1m生成)
氷を融解し、0℃近い水温となる。
氷の暑さをセンサーで検知し、冷凍機を発停させる。
負荷追随性 プレート式で追随性に優れる コイル氷着、融解コイル方式のため追随性は低い
夜間蓄熱対応 可【タンク満水になり、停止・蓄熱】 可【コイル氷着(規程厚さ)完了後、停止・蓄熱】
設置スペース ◎垂直プレート構造のため省スペース △一般的に32A銅管で行うため、距離が長く必要
省エネ性能 ◎プレートに薄氷をつくるため、熱伝導が良い △配管につく氷が厚いため、熱伝導が悪い
メンテナンス性 ○製氷状態での点検が可能
○蓄氷量の確認が可能
◎プレート式で洗浄が容易
×製氷状態での点検が困難
×蓄氷量の確認が困難
×コイル方式のため洗浄が困難
×万一のコイルガス漏れ発生時には大規模修繕が必要
費用対効果 製氷効率、消費電力、万一のメンテナンス性等を考慮して総合的に高いコストパフォーマンスを発揮 一般的な方式で市場普及率は高く、価格は比較的安価
用途 製品冷却・空調

導入事例

AHP氷蓄熱チラー

施工先K様(東京)

業種ヨーグルト製造

型式AHP氷蓄熱チラー 44枚プレート仕様 6台
冷凍機 40馬力 6台
4000L/min処理
1℃供給

問題

既存機アイスオンコイル式チラーにて冷水を生成。
殺菌後の冷却用、製品保管冷却用等の13系統の冷水が必要。
3~4℃の冷水の供給しかできていなかった。
生産量も増え、現場希望の冷水供給ができなくなっていた。

解決

日中の負荷が少ない時間帯に蓄熱(蓄氷)をして、負荷が高い時間は、冷水モードで常時、1℃の冷水を供給することで、あらゆる熱負荷に対し、安定的な1℃冷水を供給。安定した製品温度を維持できた。

小型AHP氷蓄熱ユニット

施工先T大学様(千葉県)

業種食品研究所

型式AHP氷蓄熱チラー 3枚プレート仕様 1台
ブライン仕様

解決

研究用食品サンプルを効率的に早く冷却したい意向があり、設置スペースがなく、冷水量も比較的少量、小型化の要望があり、カスタマイズ対応。小型でも冷水モードで常時、1℃の冷水を供給可能で、冷却熱伝導実験を短時間でできることで、あらゆる種類の食品の実験が効率的にできるようになった。

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